2020年12月13日日曜日

年の瀬に・・

 12月13日(日)晴れ時々曇り。

コロナ禍の収束が見えないまま、今年も残り少くなってしまった。

本日は、可睡斎の御札を町内社祠へ納める日。
その前に、予てより懸案の山車大幕の「箱書き」と、新調大箱への移し替えをするため、久しぶりに山車蔵扉が開かれました。
きょうは全役員が集合と云うこともあり、折角のこの機会に「大掃除」をすることとなった。公会堂が改築され早や7年、その間、大掃除なるものを何と一度もしてなかった。

スプレーの泡パワーで、ガラス戸がピッカピカに・・。
網戸クリーナーも威力を発揮しました。
津島社と秋葉社の町内社祠。
祠内に溜まった埃を清め、念入りに扉を磨きあげました・・。
エアコンフィルターも、新品同様奇麗に蘇り・・
無形文化財助成事業により、新しく誂えた山車大幕収納箱。新調檜箱への幕移し替えは、本日もう一つの大仕事・・。
その収納箱に、役員唯一の毛筆師匠であるホリエさんに揮毫をお願いしました。
先ず、旧の箱から幕を一旦取り出して・・
そ~っと元通り、「新調の大箱」に「慎重」に移し替え。防虫剤も更新しました。
書の師匠曰く、「先ず主題の大幕から入る」とのことにて・・。
主語「大幕」を書き、修飾語「金糸銀糸」へと・・見事な筆運びに只管感心あるのみ。
次に年号・・最後に「城之下町」が右肩にはいりました。
ホリエ師匠、力強い揮毫を有難うございました。
この名筆が世紀を超え、100年先の城之下町で話題になるかも・・と、心地よい妄想が膨らみました。
そして、本日のメイン祭事「可睡斎・お札納め」・・。
会長の音頭にて出席の役員一同、社祠前にて参拝。
その後、懸案事項を協議し、軽食をとりながらの情報交換へと続きました。
役員の皆さん、慣れない大掃除お疲れ様でした。町内会は、早々と新年を迎える準備が整いました。

2020年12月10日木曜日

三尺坊可睡斎

 12月10日(木)晴れ。

静岡県袋井市にある火伏の霊場、秋葉山・可睡斎へ。
町内会社祠と町内の希望者の御札を授かってきました。毎年師走の中ごろの恒例行事で、役員有志による代参です。
総合受付で祈祷申込みを済ませると、長い廊下を渡り控えの間に案内されます。
ご祈祷を待つ間、立派な中庭を眺めつつ・・
静岡の銘茶と・・茶菓子に、可睡斎特製の煎餅をいただきます・・
最奥の三尺坊拝殿で、厳かな読経の流れるうちにご祈祷が執り行われます。
最後に、導師による三尺坊由縁の講話を拝聴しました。
境内の紅葉が、深まりゆく秋の光を浴び輝いていた。
秋葉山・可睡斎をあとにして、近くにある遠州三山の名刹の一つ、油山寺へ。
静寂の深い森に抱かれた、如何にも古刹らしい気配が漂っていました。
瑠璃光薬師如来が御本尊で、足腰や目に霊験のある寺院とのこと。
紅葉を透かした遠州の陽光が、得も云われぬ光景を醸していた。大型のデジカメを構える写真マニアらしき人もあちこちに・・。
コロナ禍の中ですが、散り残る紅葉を楽しむ多くの参拝客の姿がありました。

2020年11月15日日曜日

第4回/役員会開催

 11月15日(日)晴れ。

きょうは久しぶりの役員会でした。
そのしょっぱなのこと、予て発注してあった「大幕収納箱」が納品されてきました。
柾目の檜、立派な仕上がりに役員一同満足の様子・・。
おそらく江戸時代から伝わってきた大箱は、経年劣化でボロボロ。ささくれ立って、箱を持つのも危ない状態でした。
旧い箱の金具は時代物の鍛造品。今では入手不可の貴重なもの、と云うことでそのまま使って貰いました。
新調なったこの際に、箱書きを昔ながらの「揮毫」にしよう!と云うことに。次の行事(12月13日)の折、役員のホリエさんに一筆揮って頂くことになりました。
一連の協議終了後、ホリエさん所蔵の土器、石器、貝、骨など、縄文貝塚の出土品を拝見しました。
これらは昭和2年、郷土の名士によって発見された雷(いかずち)貝塚の出土品。その時の発掘調査で見つかった学術的にも貴重な品々です。
雷貝塚の史跡表示板(名古屋市教育委員会)。「鳴海」と云う町のルーツを、今に伝える確かな証しと思います。

2020年10月11日日曜日

令和2年/三密回避・異例の祭り

 10月11日(日)晴れ。

台風14号は予報より南を通り安堵したものの、秋雨前線が刺激されて雨が続いた。実は、きのうの筈の祭礼準備が今日になってしまった。

そして台風一過、きょうは紺碧の空。朝一、梵天(ぼんてん)の青竹切りチームは神社境内へ・・。

コロナ対策、三密回避による規模縮小の祭礼につき、「今年は小ぶりの梵天にしよう」と、何時もより細い竹を選ぶことに。
御旅所の青竹と合わせて2本。運ぶ道中、やっぱり楽チンでした~。
①先ず、梵天の基礎柱を立てて・・
②青竹の形を整え・・
③神社から授かった紙垂(シデ)を取り付け準備完了~
⑤貫けるような秋の青空。立ちました~!
⑥根元に御神灯を設置して・・完了。
梵天は祭事斎行の際、町内に神さまのご降臨を仰ぐものと云われている。
公会堂正面には、何時もの通り青白幕。これで、祭り宿の準備が全て整った。
午後3時過ぎ、例年より簡素化された神輿渡御行列が御旅所へと・・。
神輿巡幸では鳴海潟(扇川)の岸へ向かう途上、御旅所に寄り神事が行われる。
御船流・御井の神事を齋行。
船に見立てた檜板、例年より可なり小ぶり。その昔、縁起物として威勢よく川に飛び込み奪い合った御船流し。今年は潮に乗って揺ら揺らと・・、時の流れを強く思います。
神輿渡御神事をもって「今年の祭り」が終わりました。翌月曜日の山おろしを前倒し、手はず通り直ちに後片付けに入る。
公会堂前側溝の雑草が目立っていたので、余勢をかって大掃除。あっという間にたいへん綺麗になりました。
PM4時過ぎ、会長の音頭にてささやかな〆の乾杯。
それぞれに感想を語りつつ、ちょっと物足りなさの残る例大祭ではありました。
役員の皆さん、ご協力頂いた有志の皆さんお疲れさまでした。
(令和2年の例大祭日程表(PDF)を添付します)


宵宮献灯神楽奉納祭
10月10日(土)雨のち曇り。

明日、11日の祭礼を前にして、午後7時より”宵宮献灯神楽奉納祭”が斎行されました。
例大祭の安全を祈願する神事は、山車曳行を担う裏方四町を始め神社氏子の各町内会・自治会の代表が参加。しかし、出席数も控えめな献灯祭でした。
城之下からは1、2班の班長さん、及び祭事方2名の4名にて。神酒・神饌を携えて参列させて頂きました。