2021年5月14日金曜日

津島神社・御神札拝受と神仏習合

 5月14日(金)晴れ。

今年も又、ゴールデンウイークは散々でしたね。
新型コロナ・変異株の脅威が収まらず。愛知県にも3度目の非常事態宣言が発出され、感染拡大が止まらない状況です。
こんな折ですが、年間行事の津島神社・御札受けに会長以下3名にて行ってきました。古来よりの疫病厄除の神様。そのご利益を是非とも授かろうと・・。

正門は補修工事中。
境内の駐車場は東門からしか入れませんでした。その東門も足場が組まれ工事中。鳥居の補修や塗り替えが行われるものと思われます。
正殿に進み一同拝礼!町内の安寧を祈願し、この後、社務所で御札を授かりました。
(御札は公会堂帰着後、直ぐに町内祭祠に納めさせて頂きました)
帰途、東門側の境内に「天台宗・宝珠院」と称する薬師如来を祀るお寺がありました。
神仏習合の時代、神社寺(じんじゃじ)と呼ばれていたとのこと。新緑に誘われて、ちょっと寄ってきました。
弘法大師の幟と、狛犬の代わりに一対の象の石像が鎮座。注連縄が掛けてあるのは、やはり神仏混交の名残りかと。
お寺の境内。
目にも鮮やかな新緑が薫風に揺れ、樹陰の「釈迦涅槃像」が心地よさそうに見えました。
曹洞宗の修証義・第一章(総序)に「涅槃」が説かれています。
「生(しょう)を明(あき)らめ死を明らめるは仏家一大事の因縁なり、生死(しょうじ)の中に仏あれば生死なし、但(ただ)生死即ち涅槃と心得て、生死として厭(いと)うべきもなく、涅槃として欣(ねが)うべきもなし、是時(このとき)初めて生死を離るる分あり…」
涅槃とは、生死を離れる境地のようですが、世人にとって悟りを啓くに至ることは今いち難しいことですね。
本日、町内祭祀に御札を納める際、3名ともに決めかねたことがありました。
御札を納めた後、
①扉を閉める ②扉を開けておく…の、どちらが正しいかどうか・・について。
その答えは、諸説あり断定し難いとのこと。但し、神は「畏れ多いもの」として普段は扉を閉じ、祭事などの際は開くのが相応しいようだ、との情報がありました。
参照//神棚・宮形の開閉や祀り方について。
#注:神棚は御札を納める宮形(社の模式)を置く棚のこと。