2013年8月11日日曜日

完工御祓、そして引越しと虫干しと

工事の期間中、仮倉庫に保管してあった祭り提灯や法被などの引越し。そして、灼熱太陽の照りつける中で恒例虫干しを行いました。
役員・建設委員、班長さん、町内会有志の皆さんの協力にて作業は着々と進みました・・
そして 午前9時より、成海神社宮司さんによる新築なった建物のお祓い神事が執り行われました。
 公会堂、山車蔵、台所、納戸、そしてトイレに至るまでお清めの儀が進行し・・
 最後に、 厳かなうちに出席の皆さんによる玉串奉奠。
坂井建設社長さんにも、たいへん忙しい中を駆けつけて頂きました。お祓神事は無事終了。本日をもって建物は新築完工となり、城之下町内会の新しい歴史が刻まれて行くことになります。
これは、神事終了後に広間に拡げた山車の大幕・・「月載」の銘があります。
 この金糸銀糸の刺繍大幕ですが、今では滅多に作ることの出来ない珍しいもの。青い雲流幕と一緒に、祭り当日の山車を華やかに彩ります。
 大幕の雅号(月載)をNETで調べてみました・・
文化年間に活躍した尾張徳川家の御用絵師「月樵」の子、卯之助(後に月載、又は晋斎と号し、絵師として父を継ぐ)の記述がありました。
文化年間は1820年頃。幕末に近いとは云え、徳川御三家の御用絵師とは凄いと思います。この大幕、子供の頃に長老から聞かされていた「お宝伝説」は本当の話のようです。
 行事終了後、ささやかなランチを食べながらお手伝いの皆さんでご苦労さん会を催しました。酷暑で汗でビショビショになりながら・・みなさん、ほんとにご苦労さまでした。お疲れさまでした。

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