2017年10月9日月曜日

成海神社例大祭

10月7日(土)曇り。

昨年と一昨年、2年続けて祭礼の朝は雨模様だった。
とに角、一番の心配の種は天気のこと。
と云うのも、
総勢70名前後の昼食や夕食などの手配に、ひと苦労をさせられてしまうから。
今回、その心配は皆無・・祭礼日和に恵まれました。

明日(日)と後片付け(月)の天気図。
(↓)高気圧にすっぽり。
 朝8時、祭礼準備は氏神さんを町内に迎える梵天立てから始まった。
4寸角の檜柱に、真新しい藁縄で梵天青竹を固定する作業。 
公会堂では、世話方の皆さんが梶方の装束を揃える。 
 中には繕いを要する半纏もあり・・どこからか針箱のお出ましも。
 人形の着付けは、年期を要する専門職!?・・で、若い人たちに引き継がれていく。
町内のカラクリは山車の上下に二体。前日に着付けを済ませる習わしになっている。 
 成海神社正殿にて、前夜祭が厳かに執り行われた。
成海神社の縁起は1330年前に遡る・・と。宮司から祭事・神事のその由緒も伺った。
あらためて、
その伝統を受け継いでいく一大事に、及ばずながら身の引き締まる思いであった。

10月8日(日)晴れ。

祭礼当日は予報通りの快晴。
朝一番、山車蔵から一年ぶりに姿を現した城之下山車(おくるま)
 梶方の手によって大幕が張られると、早速、囃子方の稽古の笛の音が響いてきた。
 秋の晴天は清々しいですね。青空のもと、すっかり準備が整いました。
 出発前の腹ごしらえ・・順次昼食を頂いた。
町内の近くに成海神社の境外天神社(御旅所)がある。
例年、出発前に囃子方と梶方が祭り斎行の安全祈願を行う。 
 出発前、みんな揃って・・記念撮影。
囃子方の面々。
浴衣姿の先輩の前で、揃いのTシャツは神楽会新入生の子どもたち。
 今年春から稽古を重ね、あっと驚く「デビュー」を果たした。
 “子ども菓子”の一部を、今回初めて(テストケースとして)出発前に進呈することに。
(夜間曳行終了時にも、例年通り配布)
午後0時45分、成海神社に向けて予定通り出発しました。 
 安全曳行の願いを込めて、13名の山車方(警備要員)がお車に付き添って・・
 途中、他所町内の年行事前を通過の際、囃子方が「神楽奉納」を行う。
暫く旧東海道を進む。七間町囃子が山車の道行きを軽やかにします。 
 電線の多い個所や曲がり角は、車上方が殊のほか気を遣う。
 数トンの山車を操るのは、12名の梶方。
 何を眺めているんだろ・・!?ほのぼの風景。
古事に因んだ神事、御船流しの行列。
神役として、町内からも毎年一名が参列。この神事には城之下神楽会も参加する。
お車が「留守」の間に、蔵内の車輪ガイドのペイントを3年ぶりに更新した。 
町内会のたいへん元気な“後期高齢者”の皆さん。 
 御船流しの「御神札」
なるみ浦から火高地(大高)へ日本武尊が舟で渡った神話に因む、とのこと。
(これをGETするのは至難の業、の筈だけどスゴイ!です)
 夜、提灯の曳行では、町内会前道路上で勇壮な回転がある。
祭りのハイライトのため、当然、多くの観客が集まる場所。で、その安全確保が必要。

町内会が、警備用の「ロープとシグナル灯」の現場管理を任されることとなった。
用具受け渡し場所を確保し、照明点灯準備万端整えたものの・・
 残念ながら、下図の手順書は全くその用をなさない結果となった。
その原因は、ロープを伸長する過程で観客が「思わず掴んでしまう」ことによって
予定通りの展開が不能となってしまうこと。
(その他の要因もあり改善策要検討)
今年の祭りはPM8時半、山車蔵帰着にて無事終了を迎えた。

10月9日(月)晴れ。

役員と班長さんが集合し、祭りのあと片付け(山おろし)
昨夜、終了時に大急ぎで提灯だけ取り外して、お車を収納した。

今朝は大幕を慎重に降ろし、付着した清め塩などを掃う。
ベロベロ人形も降ろされた。 
 大幕の錦糸刺繍を痛めてはならない。注意を払い収納する。
 ここで再び蔵前に曳きだして・・
曳行時、清めの塩撒きで車上のあちこちに付着した塩。
専用の清掃道具で振り落とす・・と、何とこれ紛れもない塩。で、その量に驚く。
ひと通りの作業を終えて、反省会を兼ねた昼食会を開催しました。

伝統を護り受け継ぐことの「大事」を知る「年間一大行事」
それは又、「温故知新」の機会でもあり。
今年の祭礼、無事に終了しました。
皆さん、お疲れさまでした。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

日中の暑さに閉口しながら無事終了し、お疲れ様でした。

皆様のご協力の賜物です。

神楽会の新メンバーのデビューおめでとうございます!!

色々な問題点やご意見を克服しながら、楽しい祭りに今後もして行けたら最高です!!

城之下町内会交流ブログ さんのコメント...

>匿名さん
10月とは思えないくらい暑かったですね。その分、冷しビールがたくさん出たような・・!?
仰せの通り、祭りに“いろいろ”はつきものですが、それを乗り切ってこそ“皆なのお祭り”と云うもの。
お互いガンバリましょう~!
PS:
出来れば「あ~!」っと、想定できそうなニックネームでコメント頂けると嬉しいです・・。